多嚢胞性卵巣症候群【PCOS】って?
PCOS(ピーコス)とは早い話一体何なのでしょうか?
本来女性の卵巣では、その周期の排卵に向けていくつかの卵胞(卵子の入った袋)を育て
その中でより発育の良かった卵胞(主席卵胞)を来たるべきタイミングへ向けて
排卵させます。
一般的に卵胞は20ミリ前後の大きさで排卵に至ると言われていますが
多嚢胞性卵巣症候群の女性は排卵に至らない小さいサイズの卵胞をいくつも育ててしまい
未熟であるがために排卵が起こりにくい状態になってしまう…というものだそうです。
私の場合は、多少のズレこそあるものの生理はちゃんと来ていたので
多嚢胞と診断されるまで当然排卵も起こっていると思っていました。
今思えば『無排卵月経』というものだったんだと思います。
多嚢胞の診断は『LH-RHホルモン負荷試験』と経膣エコーで行われました。
私の通っている病院では、あまり詳しい説明をしてもらえないので
ホルモン検査の結果がどのようなものだったのかは分かりませんが
経膣エコーで卵巣を見たとき、ウジャウジャとタマゴが並んでいることはよく分かりました。
「タマゴがいっぱいあるのは良いことなんじゃないの?」と
当時はのんきに思っていたんですが、長くて地道な闘いは
ここからジワジワ始まっていくのでした…。